近況報告〜!

 

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いろいろと刺激される音楽体験がたくさんありました!

5/23,24は鈴木秀美先生の指揮する二期会のオペラ「ジューリオ・チェーザレ」にバロックヴァイオリンで出演させて頂きました!
オペラは元々大好きで、いつかピットで弾くのが夢だったのですが、オペラの中でも特に好きなバロックオペラで、素晴らしいプロジェクトの中で弾けるのが本当に嬉しかったです。
音楽以外のいろんなプロの方も集まって、いろんな力を集めて一つの大きなプロジェクトをするのが、なんだかとてもカッコよくて憧れました。また、歌手はア リアのカデンツァのところなどで毎回違う即興をしていて、その即興がとても美しかったりカッコ良かったりして、リハーサルで何度も聴けるのが楽しかったで す(笑)。
歌手がとんでもなく美しい即興を入れた時、その後のオケの音が変わったり、お客さんの反応が良かった時、オケも盛り上がったり、と、音楽って心からするもの、いや、それが音に出てしまうものなのだなぁと思いました。

5/30は大事な友人の結婚式でした!
結婚式ではなんと古楽オケ&合唱で華を添え、式の後には音楽会、披露宴でも友人のためにソロを弾いたりと、音楽づくしでした!
この日はテオルボ、バロックギター、バロックヴァイオリンを弾いて合唱でも歌いました!
合唱は近代の宗教曲がほとんどで、私は合唱の経験はなかったのですが、古楽にある歌詞と同じ歌詞で出来ている曲や、よく知ってるラテン語の歌詞の曲が、古楽とは全然違うイメージで書かれていて楽しかったです!
結婚式ではいろんなことに感動して泣いてしまったのですが、自分の音楽を祝福に使えるということ、祝福したいたくさんの人と音楽ができることが嬉しかったです。
また、アメリカから指導に来てくださったジムの指導が素晴らしくて、体全身から溢れる彼の指揮で弾いたこと、歌ったことはいい音楽体験でした。

6/3はとても響きの良い会場でルベルのヴァイオリンソナタをヴァイオリン、チェロ、テオルボでやりました!
ソロソナタをこの編成でやるのは初めてでした。チェロがいるとはいえ、チェンバロがいないのは結構難しかったですが、割といい感じに仕上がったと思います!またこの編成でやりたい!選曲も我ながら良かったと思いました!(笑)。

6/5、3人の歌手のそれぞれのソロを伴奏するという本番でした!18曲も、リュートとテオルボで一人で伴奏しました!!!
歌の方々3人はそれぞれイタリア、フランス、イギリスと分担されていて、全く地域や様式の違う曲をたくさんできて、とても勉強になりました!
一人で歌の伴奏を何曲もするのは結構責任を感じていて、何ヶ月も前からずっと準備をしてきたのですが、本番はミスはあったものの自分の聴いてほしい音楽を聴いて頂けたと思います。
歌の方々が気持ちよく歌えるのが一番なのですが、みんな楽しそうにしてたから大丈夫だったかな…。
来てくれた親や友達、先生にもたくさん褒めてもらえて嬉しかったです。
この日ほど、リュートっていいなぁ、テオルボっていいなぁ、と思った日はなかったかも…。

(以下宣伝…!(笑)。)

次の本番は6/22、19時10分より、目白のカテドラルでのコントラポント「モンテヴェルディ 聖母マリアの夕べの祈り」です!
テオルボのピッチをA=466にするために14本全て弦を張り替えてちょっと大変でしたが、同じ楽器なのに響きが少し変わって、とても楽しみになりました!
テオルボでは初めてのプロのアンサンブルでの演奏になるのですが、1年くらい前にお話をもらってから、やっとこの時が来ました!!
「聖母マリアの夕べの祈り」は、怖いくらい良く出来てる曲で、ルネサンスの技法、それからモンテヴェルディの新しい技法がもうここで一度完成してしまったんじゃないかと思うくらいの名曲です!

残響7秒のカテドラルでのモンテヴェルディ、絶対すごい音響体験ができると思います!
多くの方々に聴いて頂きたいです!
私からもチケット買えます!お待ちしております!