Biography (Japanese)

 
上田朝子 Asako Ueda

リュート、テオルボ、バロック・ギターなどの歴史的撥弦楽器
バロック・ヴァイオリン

短いプロフィール:
 3歳より音楽を学び始め、桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学ヴァイオリン科を卒業、同大学作曲科修了。オランダ、ハーグ王立音楽院学部リュート科を最高得点、古楽科主席で卒業し学費満額免除を褒賞され、同音楽院修士課程を優秀賞付きで修了。16世紀初期のリュートの編曲技法を論じた修士論文は同音楽院で最高得点及び映像発表最優勝賞を受賞。
 現在、バーゼル・スコラ・カントルム中世・ルネサンス科修士課程に在籍中。リュートをマイク・フェントロス、ヨアヒム・ヘルトの各氏、バロック・ヴァイオリンをエンリコ・ガッティ、中世リュートをマルク・レヴォンに師事。ビアージョ・マリーニ古楽コンクール第1位、ファン・ヴァセナール古楽コンクール第3位受賞。ヴァイオリンと作曲を勉強した経験を活かし、通奏低音やルネサンス期の編曲技法の研究、実践に注力している。

東京生まれ東京育ち。3歳より桐朋学園子どものための音楽教室にて音楽を学び始め、5歳よりヴァイオリンを始める。

桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部ヴァイオリン専攻卒業、同大学研究科作曲専攻修了。同大学カレッジ・ディプロマコース、バロック・ヴァイオリン専攻中退。
これまでにヴァイオリンを飯田芳江、中澤きみ子、小林健次、江藤久美子、室内楽を落合美和子、藤井一興、権代敦彦、北本秀樹、鷹羽弘晃、作曲を正門憲也、石島正博、和声を小森俊明、リュートを橋口淳一、リュート/テオルボ/バロック・ギターを金子浩、バロック・ヴァイオリンを寺神戸亮、戸田薫の各氏に師事。


古楽アンサンブル「コントラポント」古楽アンサンブル「プティ・ヴィオロン」古楽アンサンブル「La Musica Collana」「アンサンブル室町」、「サリクス・カンマーコア」「IJ SPACE」「Maarten Engeltjes & PRJCT Amsterdam」メンバー。「Sponte sua」をトラヴェルソ奏者のパブロ・ソーサと共に設立。

オランダ、ハーグ王立音楽院学部リュート科を最高得点、古楽科主席で卒業し学費満額免除を褒賞され、同音楽院修士課程を優秀賞付きで修了。16世紀初期のリュートの編曲技法を論じた修士論文は同音楽院で最高得点及び映像発表最優勝賞を受賞。現在、バーゼル・スコラ・カントルム中世・ルネサンス科修士課程在籍。

ヨーロッパでは、リュート及びテオルボ、バロック・ギターなど歴史的撥弦楽器をマイク・フェントロス、ヨアヒム・ヘルトの各氏、中世リュートをマルク・レヴォンに、バロック・ヴァイオリンをエンリコ・ガッティ、中世フィドルをバティスト・ロマンの各氏に師事。

2018年、ビアージョ・マリーニ古楽室内楽コンクール(ドイツ、ノイブルク)第1位受賞。同年、ファン・ヴァセナール古楽室内楽コンクール(オランダ、ユトレヒト)第3位受賞。MA古楽フェスティバル(ベルギー、ブルージュ)、ユトレヒト古楽祭(オランダ)、バッハ・アカデミー・ブルージュ(ベルギー)、AMUZ(ベルギー、アントワープ)などで演奏を行う。オランダ放送交響楽団、アムステルダム・シンフォニエッタ、コンセルトヘボウ管弦楽団の主要メンバーにより構成された室内楽団とも共演。2022年には新国立劇場初のバロック・オペラ「ジュリオ・チェーザレ(ヘンデル)」(リナルド・アレッサンドリーニ指揮、東京フィルハーモニー)に通奏低音として出演。

通奏低音、アンサンブル奏者としてだけでなく、ソロイストとしてリュート/テオルボ・ソロリサイタルを開催、2019年5月にはオランダリュート協会でテオルボソロリサイタル、同年6月にはオランダ、「お城の日」フェスティバルでルネサンス・リュートソロコンサートを行う。同年11月、アムステルダム・コンセルトヘボウでの演奏会ではソロ演奏について「楽譜から完全に離れて音楽と完全に一体となった、説得力のある演奏」と高く評価された。

2019年にclavesよりリリースされたアルバム、IJ SPACE “Mancini 6 Recorder Sonatas” 、2020年にSonyよりリリースされたPRJCT Amsterdam “Nicht Mehr hier”の録音に参加。

音楽愛好家のための和声・音楽理論講座「あさけの和声講座」、練習の仕方ワークショップ「あさけの練習」主宰(現在オランダ在住のため休止中)、また作曲家のためのテオルボワークショップを開催。